indeximage

2.地区及び町並みの特徴


 保存地区は、東西約200メートル、南北約850メートル、面積約12.5ヘクタールの範囲で、奈良井川の河川敷に広がる集落と、その北の丘陵に鎮座する諏訪神社を含んだ地域です。地区のほぼ中央に、現在は本通りと通称される中山道が南北に縦断し、その西側に並行して金西町の街路が位置しています。それぞれにその両側に、近世後期に遡る奥行きの深い短冊状の敷地割が残されています。

 この本通りと金西町の街路に沿って形成された町並みは、それぞれに異なった景観を見せています。本通りは、道の両側で漆器の店舗を持つ主屋が多く見ることができます。これに対して、近代になって開削された金西町の街路は、店舗を持たない主屋が建ち並んでいます。つまり、店舗の建ち並ぶ本通りが漆器の町を印象づける景観であるのに対して、金西町では漆器職人の住まいが建ち並ぶいわば職人町といった景観を見せているといえます。

このように木曾平沢は、店舗の本通りと職人町としての金西町の街路が一体となり、漆器生産から販売までを行なう漆工町と呼ぶにふさわしい町並み景観を呈しています。

 






日付:  2006/9/10
カテゴリ: 漆工町 木曾平沢
本記事のURLは: http://www.kisohirasawa.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=2